2014年8月28日木曜日

Maui vacation



7月後半から8月後半まで3週間、マウイで過ごしてきました。

ロスに移ってからというもの、ビーチはすぐそこにあるし、気候もいいので、パリ時代ほど『バカンスに出かけないと!』と言う気持ちにはなれなくて、夏休みが始まってもここでうだうだしていましたが、マウイに住む友人がお家を提供してくれたこともあって、家族揃ってマウイに行くことにしました。

ここは16年以上通う第二の故郷のような場所。友達もたくさんいて、しかも滞在先は毎回ホテルではなくお家を借りるので1ヶ月間暮らすようにマウイの生活を楽しめます。



毎朝行くHookipa beachは亀が休みにくる場所。
毎年どんどん増えているようで今年は11匹の亀が休んでいる光景も目にしました。
朝の光の中、スノーケリングをして、たくさんの魚や亀と一緒に泳ぐのは一番のヒーリングです。子供達にも水族館ではない、生の魚の生活を見せてあげることができて、それだけでもここに来た価値があると思ったのでした。


宿泊させてもらったお家の家族には一人息子がいて、実はそこの子とうちの娘達がビーチで仲良くなったのをきっかけに家族ぐるみでつき合う事になったのですが、彼が毎日ローカルしか知らないとびっきりのスポットに案内してくれました。
ここはHookipa beachを少し過ぎたところにある、secret beach. 海の色がエーゲ海のようでした。岩場のふもとにはnatural poolとも言える温泉のような囲いがあって、そこでくつろいだり、お魚を捕まえたり。

いつも一緒だった3人組


前回同様今回滞在したのはノースショアにあるHaikuと言う山の中のエリアでした。
ここは雨が朝晩よく降り、ジャングルが密集するエリアで、空気の良さも半端ない。
ロスの乾燥しきった山をみていると可哀想になりますが、ここのグリーン達は太陽の光を日中たっぷり浴びた後で、朝晩は雨で栄養補給。ぐんぐん伸びているわけです。

有名なTwin fall からもう少しHana方向に行くと、隠れたところにBamboo forestがあります。ここは外からは分からない秘境の森で、竹やぶを突き進んでいくと、滝が現れます。いくつも滝があって、ロープをつたって上に登るとまた新たな滝があったりと、まるで自然遊園地のようにエキサイトな場所なのです。


みんな高い場所からジャンプ。私は怖くて出来ませんでした。




この日はマウイの有名人、画家のPiero Restaの誕生日会。彼の家は前回のマウイレポートでも書きましたが、山の中に居を構え、部屋一つ一つがポツポツとあって、壁が片面しかないお家。まるで映画のセットのような作りなんです。まず彼はテント生活をここで始め、自分たちで少しずつ家を建て始めました。最初に作ったのはイタリア人らしく、キッチン。もちろんオープンキッチンです。そして、彼の寝室、アトリエを、山の中に作りました。実は密かにワインカーブもあります。民家と何十マイルも離れた土地に住んでいるのにひっきりなしに彼を訪れる人が絶えないのは彼のホスピタリティーと人柄によるものです。


彼の孫を含む3人の可愛い女の子がギターと歌に魅了されていました。


ポップなオープンキッチン。ピザ専用の釜まであります。



マウイのシェフ仲間が集まってとびっきり美味しいイタリアンを総勢30人ものゲストに振る舞ってくれました。マリナはなんと5回もお代わり! 本当に美味しかった〜

 Pieroの住むKaupoに行く途中の風景。風力発電がとても平和に思えました。
ハワイの人はリサイクルも徹底していて、家庭のゴミも紙類、プラスティック、鉄、ガラスと、きちんと分別して、自分たちでゴミ処理場に持って行きます。面倒に思えますが、みんながそれを実践している。そして生ゴミは肥料として、お庭に蒔いていました。だからゴミ箱がすぐいっぱいにならないんです。

愛する土地、地球を守っていく人間としてするべき事はたくさんあるのです。
ハワイに来るとそれを凄く感じます。

マウイでは日焼けしてしまって、お肌がビタミンCを必要としている。で、すごいのが、その辺にリリコイ(パッションフルーツ)が生っていて、毎朝それでビタミン補給。普通のグアバより赤くて小さいアップルグアバはリリコイよりももっとビタミンが多いらしい。
自然ってすごく理にかなうように出来ているなあと感じずにはいられません。
このリリコイが甘酸っぱくて美味しかった〜。他にフルーツはいらない、ってくらい満たされました。



友人のMicky Eskimo(写真左から2番目)のお店。彼のアートと大ヒットの帽子が並んでいます。
彼に会う度に家族で帽子をもらうのでうちにあるコレクションは凄い数。今年の夏はそれぞれが選んだ新しい色とロゴで。

お店の前でポーズ をとるMarina

日曜日の密かな私のお楽しみはWest sideにあるBig Beach ( Makena) に燐するLittle beachに行く事。ここはただ綺麗なビーチというだけではなく、日曜日となるとヌードビーチになり、太陽が沈むとともにドラムとファイヤーダンスが始まるのです。公のガイドブックには載っていない、ローカルのみが知る秘密の場所。Makena beachにはその辺の大型ホテルのお客さんがたくさん訪れますが、丘を越えなくてはいけないLittle Beachの存在は誰も知りません。日曜日は急な坂を登って、丘を越えて天国のようなビーチを目指してヒッピー達が集まるのです。

この週は例外にも二つ大きなハリケーンが来る予定だったのが、二つ目は急に方向転換してマウイにはぶつかりませんでした。ロスから5日間遊びにきた友人をどうしてもここに連れて行ってあげたかったので、念願かなって良かった〜。


楽園としか表現しようがないこの小さなビーチ。まるで絵画のようです。
この日は満月、しかもスーパームーンということもあっていつもより多くの人が集まってきました。みんなが盛り上がる中で、警察二人が調査に乗り込み、ファイアーダンスは中止。ガーン。マリファナ取り締まりなんでしょうけど、残念。

で、Little beachに集まった人は駐車場のあるBig beach に移動して、ここでファイアーダンスをみることができました。
うちの娘二人も勇気を出して(?)トップレスになって海で泳いだりして、なんだか可愛い。アメリカでは基本的にどのビーチでもトップレス禁止なので、こういう場所に連れてきて、自由をもっと感じて欲しいと思っています。表現の自由とか、嗜好の自由とかそういうもの。ここにはゲイやヒッピーもたくさんいるし、自分たちを表現したい人ばかり。
そしてみんなが優しく、助け合って、尊重し合って作り上げていく社会、みたいなものを感じて欲しい。

フランス人の友人宅にてアペロタイム。海辺のシャンパーニュ。やっぱりビールよりこっちの方が好き。バケーションレンタルのお家でワインクーラーがないので、変わりにバケツで(笑)

今回娘二人に着せて大好評だったのがこのポンチョ。街を歩く度に人に止められて、どこで買ったのか聞かれました。nanaminaでも扱っているNo 74のものです。( Poncho No 74)
海上がりにこれを着てランチに行ったり、街を歩いたりするのに本当に役に立ちました。可愛くて機能的で、おすすめです。MilkのBlogで紹介してからたくさんのお問い合わせを頂きましたが、男の子用の色もあります。サイズもたっぷり感があって、数年着こなせます。来年のバカンスはこれと水着だけでもよさそうです。







 最終日、遂にやる気になってサーフィンに挑戦したNadia(写真中央). そして、初めての波で見事乗ることができました。凄い運動神経。Bamboo forestでは目を離したすきに竹に登り始めるし、運動神経だけはずば抜けていい方だけど、まさか最初の波を乗りこなすとは、恐るべし。。。すっかりその気になった彼女はロスでもパパと一緒にビーチに通う事でしょう。



 たくさんの『思い出』と共に、帰リの飛行機の中でマウイを遠目にみながら、子供達と一緒に『ありがとう』とマウイに伝えたのでした。

『mother earth』と言う言葉がぴったりのマウイ島
偉大な母のような大地に抱かれ、私達はまた少し成長した気がします。

また来年の夏に戻ってくるからね!