2008年10月24日金曜日

バルセロナ



ポルトからバルセロナに移動。バルセロナはより暖かく,母は急いで半袖を買いに走りました。
去年の6月に主人と来た時は表通りに出れば人が大勢いたけど,裏通りはひっそりとして、まだ静かだったのに,何故か今回はどこに行っても,人,人、人。いきなり,パンチを食らって3人ともちょっとぐったりしてしまいました。

ホテルは大人気のデザインホテルBanys Orientalのスウィートをとりました。ここはバルセロナで私が常宿にしているホテル。場所もインテリアもとても気に入っています。ただし,本当に人気があるので2ヶ月前から予約必須です。

ホテルで少しゆっくりしてから,今回絶対家族を連れて行きたかった魚介のレストランへ。
ここは店内に入るとすぐに魚市場のように魚介類が並んでいます。そこで好きなだけ,好きな種類をオーダーしてから,お会計を済まし、あとは自分の番号を呼ばれ,プレートをとりにいく,というシステム。とっても新鮮で,安いので遅くから食事が始まるスペインでも8時過ぎには店内がいっぱいになってしまう程の大盛況。

オマール、エビ、いか、タコ,今回最もハマった長方形の貝を頼み、それらが一番美味しい調理法で出てきました。もうどれもうなるほど美味しかった。

お腹いっぱい食べ終わって,母のお皿を見ると,なんとオマール海老の味噌らしき,小さな緑の個体が残っているではありませんか。すぐさま「お母さん,こんなところにミソがあるよ。もったいない」というと母も「あらあら、お母さん目が良く見えないから」と言いつつ,それをフォークでつつくと「コツン!」と鋭い音が。なんとそれは母が食べたあとの緑のオリーブの種だったんです。口まで運ばなくてよかった。歯でも折れたら大変大変。またもや私達のテーブルは大爆笑。一日、一日ネタが増えていく旅行でした。

2008年10月23日木曜日

ポルトガル ポルト2日目





 二日目はとりあえず,有名な教会や塔に上って観光ツアーをしようということになり、スニーカーに履き替えて街を散策しました。この街はどこに行っても石畳。絶対ヒールなんてはけません。まずはこの街で一番高い教会のタワーに昇り,街を一望。240段くらいあるこの階段。しかもむちゃむちゃ狭くて,絶対におデブさんは昇れません。頑張ったかいあって遠くの海まで見渡せる絶景。そして,サンフランシスコ教会に移動。ここは今まで見た教会の中で一番ゴージャスな内装でした。金鉑の張られた彫刻が素晴らしく、バロック装飾に圧倒されて思わず家族全員そこに座り込んでしまいました。神様の力を借りないとこんな手仕事は人間には無理だと思わせられる程,素晴らしいものでした。

いい感じにおなかがすいてきたので,川沿いのレストランに行きました。何となく入ったお店だったけど,これが大当たり。魚のスープは濃くてうまみたっぷり。サラダも新鮮で昨夜の疲れた胃を癒してくれました。すっかりご機嫌になった私達は、川を渡って,ポルトワインの製造元に行きました。甘ーい香りの漂う大きな樽のある部屋を横切って、美味しそうなポルトワインをお土産に買いました。そしてまだ日も暮れていないのに、飲もう飲もうとテラスに出て、3種類の違うポルト酒をオーダー。絶景を前に飲むワインはやっぱり美味しい。もう時間なんて完全に忘れていました。旅にでて、観光地巡りに少し疲れていた私。現地ならではのお酒とおつまみを頂きながらこの風景に浸ってすごす時間は最も好きな時間です。結局そういう時間が一番思い出に残るし。大好きな家族と素晴らしい景色を堪能しながらのこの時間はこの旅で一番強く思い出に残っています。

そして夜はファドを聞きにファドバーへ。でも始まるのが遅いので,ちょいとその辺でまた一杯飲んでから行こう,と言うことになり,またまた川辺のレストランへお酒を飲みにいきました。何だか私達飲んでばかり。そしてほろ酔いになった頃,いい時間になったのでお勘定を済ませて立ち上がると,さっきまで私の横においていた妹のカーディガンが無くなっているのです。「えーさっきまであったのにー」とおろおろする私達を見てお店のスタッフも一緒に探してくれていたその瞬間。妹が「あー、姉ちゃん着てるじゃん」と私を指差すのです。そもそもそのカーディガン。私と色違いで買ったもので,素材も形も全く同じ。自分が既に自分のカーディガンを着ている事をすっかり忘れて,「さあ行こうか」と言われた時に無意識に彼女のガカーディガンを着てしまったのでした。これにはお店のスタフも笑いをこらえきれずにみんなで大爆笑。ちょっぴり恥ずかしかったけど,それより笑いの方が先に出てしまい、笑い転げながらお店を後にしました。

2008年10月22日水曜日

パルトガル ポルト1日目






 日本から母と妹がパリに来て、先週3人でポルトガルとスペインを旅行してきました。子供は主人とベビーシッターにお任せして,久しぶりに家族旅行。女3人の珍道中でした。

 まずポルトガルのポルトへパリから飛行。予想以上に暖かい気候に3人とも興奮気味。とりあえずtaxiでホテルまで移動して、着替えてから街にお散歩へ。100年以上続く老舗cafeに行って、とりあえずケーキをほおばる。セッティングもとっても素敵でうっとりしながらのティータイム。本当はもっとたくさん食べたかったけど,dinnerのために我慢我慢。

 ポルトの街はとっても分かりやすい。文化遺産にもなっているダウンタウンには行くにはとにかく坂を下ればいい。どんなにくねくね行ったって、下りさえすれば美しい川辺に到着するのだから。大西洋に流入するドウロ川はとても壮大で美しい川でした。セーヌとは違った何か大きな力を感じました。
 エッフェル塔をデザインしたエッフェさんが手がけたドンルイス1世橋は素晴らしく、早速川下りの船に乗り込み,ポルトワインを飲みながら夕陽を背にファドを聞きながら遊覧しました。この街,とにかく古くて,建物も小さくて何だかおもちゃ箱の中にいるみたい。坂だらけなのに老人も多くて、何だか時間がストップしているような街でした。

夜はお楽しみのDinner.
たこの天ぷらとたこ飯が有名なお店へ。このお店、中心地から離れているのに、いつも満員。しかもみんな揃ったようにたこ天とたこ飯のセットを食べている。でも食べてみて納得しました。たこ天は一度圧力鍋で蒸し焼きして身が本当に柔らかく、たこ飯はたこのうまみが凝縮され、しかももちもちして、日本人には嬉しい食感。ポルトガルは一皿の量が多いからと遠慮がちにオーダーしていた私達もこれを食べて速攻もう一皿追加。その他にたこのマリネやタラのコロッケもたらふく食べて、苦しい〜と言いながら寝床に着きました。