2009年4月26日日曜日

チベット祭

 毎年バンセンヌの森で開かれるチベット祭。実はこの森の中にチベットのお寺があります。
数年前,偶然この森を散歩していた時にどこからか漂う美味しそうな香りに惹かれ,歩き進んで行くとこのお祭りに遭遇しました。その日は霧がかかっていて,突如現れたお寺と,アジア独特の雰囲気に圧倒され,なんだか夢のなかにいるような気分でした。

今年は映画も何本か上映され,ほとんどのものがチベット独立に関するものでした。
私は子供と一緒だったので残念ながら映画は見れなかったのですが、笑顔でお料理を作ってくれたチベットの人達を見ながら,チベットの平和を願わずにはいられませんでした。


この中に大きな大仏が。
いかにも,チベット的な色合い。
たくさんの餃子を作ってくれたチベットの人達。みんなとっても優しい笑顔でした。おいしかったよ。ありがとう。
こんな象も。なんだか可愛い。





Trocadero






 久しぶりにTrocadero(トロカデロ)の公園に来ました。(この2週間,学校がお休みのため,パリの公園巡りをしています。トホホ)

ここはエッフェル塔が一望出来る究極の公園。すぐ裏のシャイヨ邱は観光客とお土産を売るアフリカ人でいっぱいですが,この公園はひっそりとして,近所の子供,お母さんしかこない隠れ家スポットです。さすが,高級住宅地,おこちゃまもかわいい。bonpointのカタログからそのまま出てきたような女の子も遊んでいました。(写真はうちのNadiaです。bonpointには程多い。。。)

裏口から入るとそこにはアジアチックな庭園があり、池まであります。鯉までいるとその雰囲気はもっと盛り上がるのに、残念ながらそこまでは徹底されていませんでした。(多分私だけが勝手にアジア風、とか言っているだけなのかもしれません。。。)

セーヌ方面に進んで行くと,桜や,巨木マロニエのある大きな広場に出ます。
目の前にはエッフェル塔。


何ともLuxな公園でした。

2009年4月24日金曜日

samiin

 7区に大好きな韓国料理(Samiin)のお店があります。この日は母が帰国する前日だったので,二人でこのレストランに来ました。ここにはパリで珍しくベジタリアンのメニューがあります。
野菜大好きな私はメインよりも前菜が好き。前菜の方が凝っているし,見た目も味もメインより上等な気がするのは私だけでしょうか?

Samiinには前菜が5種類、メイン,そしてキムチなどの小鉢、デザートがセットになった魅力的なmenuがあります。
今回はベジタリアンコースで40ユーロのMenuをオーダーしました。

女性シェフなので、どれもポーションがちょうど良く、本当に美味しく頂きました。
お店のスタッフも親切で,母とのパリ最後の夜、ここを選んで良かった。
一件ポテトサラダに見える球状のものはシャーベット状になったドレッシング。シャリシャリして,意外な美味しさ。
これはおなじみチャプチェ。味がしみていて本当においしい。
6種類の付け合わせ。キムチ以外に,こんぶや,レンコン,油揚げなど,どれもシンプルだけど上品な味。
幸せそうな私。やっぱり美味しいものに出会った時が一番幸せ!


Samiin  74 , anenue de Breteuil 75007 Paris
               01 47 34 58 96

モンマルトルの朝

 お天気がよかったので,朝ご飯を食べにうちから正反対のモンマルトルにドライブに行きました。モンマルトルって好きなんだけど,やっぱり遠いから足が遠のきがち。でも行くと,なんだか他の街に来たみたいで、ツーリスト気分で,散策。ここはパリで見失ってしまった人情がまだいきている町。そこに住む人はモンマルトルを心から愛し、住人を愛している。だってモンマルトルに住んでいる友人ってなぜかそこを離れたがらないもの。坂が多くて,中心地から離れていてちょっと不便な気もするけど,そこにいるだけで満たされてしまう,何か不思議なエネルギーを持った町。町,というか村と行った方がその感覚に近いかもしれません。個人的に住みたいとは思わないけど、たまに来るととても楽しい。そして毎回何かしらの発見がある。美味しいパン屋さんも多いしね!

と,言うわけで,朝からモンマルトルで朝食です。しかもアーティストが絵を書いている広場のすぐ横の,まさに「ツーリストスポット」で。たまにはパリのツーリストになるのも楽しいもんだ。子供達はなぜか朝からこんなケーキをオーダー。マクロビを習っていた私には辛いけど(朝から甘いものだなんて),まあたまには目をつむることにしましょう。
サクレクール寺院の裏にある小さな教会。ステンドグラスがとても綺麗です。人が少ないので,ここに入った瞬間、気が静まります。
パフォーマンスの人形に釘づけのNadiaとMarina.実はこの子達がここに座ってからお客さんがとても増えたんです。一躍買ってました。
パフォーマンスのし過ぎ(?)で疲れてこんなとこで寝ちゃった。。。おいおい。。。




春、花,花、花

 ここ数週間パリはずっとお天気。たまに雨が降ったりもしますが,今年は素晴らしい春をみんな満喫しています。 春になって嬉しいのは公園や,マルシェにたくさんの花が並ぶこと。特に近所のLuxembourg公園は花の植え方がセンスよく,ガーデニングの勉強になります。いつか欲しいマイホームを夢見て,写真を撮りためています。

サクラはさすがにもう散ってしまったけど、今はリラがとっても綺麗。
リラの写真はまた次回,掲載しますね。

大好きなポピー
ピンクのチューリップと淡い紫の小花が絶妙。大好きな色の組み合わせ。

2009年4月15日水曜日

Le Jardin d'Acclimatation

 今週、来週はパリ市内の学校はバカンスです。フランスという国は2ヶ月に一度2週間のバカンスがあり、夏には2ヶ月。一体いつお勉強するの?と思いますが、日頃は小さな子供(幼稚園)でも朝8時半から夕方4時半までのスパルタ教育なのです。先生曰く、だからお休みがこんなに度々あり、水曜日もお休みなんですって。良いのか、悪いのか、よく分かりませんが。

とにかく子供がバカンスの時は、どこかに連れて行ってあげたい。たいていの子供は祖父母の所に行きます。だって、親は至って働いているのですから(大人はさすがにここまでバカンスは取れません)。

でもうちは家族、親戚が国内にいない寂しい外国人家族。幸い今私に時間があるので、こんな時は近場だけどいつも行きそびれているところに連れて行ってあげたい。

そこで今日はブローニュの森の中にあるLe Jardin d'Acclimatationに行って来ました。

うちからメトロで約30分。意外と簡単に行けました。(いつもは車で行くのですが、メトロの方が渋滞がなくて逆に早い)

Nuillyの閑静でゴージャスな住宅街を横切るとすぐに森が見えます。それがブローニュの森。
その中に18ヘクタールもある遊園地があるのです。1860年開業のレトロな遊園地。ナポレオン3世によって作られたそうです。すごいなあ。
アトラクションのコーナーを通り過ぎると大きな池が見えてきます。ここには白鳥、黒鳥、アヒルなど鳥が住んでいます。

その先には子供の遊べる大きな公園。夏は水が出て、みんなびしょぬれになりながら遊んでいます。船の形の滑り台や、カルダーの彫刻のようなシーソー。とにかく目に入るもの全て可愛いのです。そして大人にはこーんな海辺のようなビーチチェアが用意されていました。ここにくつろぎながら、コーヒー片手にみんな子供を見守っています。こういうところが、パリは偉い。(くつろぐ私の母)
その先には小さな農場が。羊、馬、牛、なんと大きなクマまでいました。
可愛いクレープリー。今度はここでランチをしよう。 ぽかぽか日に当たって、みんなとても幸せそう。

森の中に突如あるこの公園。大人だけでも童心に戻って遊べますよ。 また行きたいな。
今度は夏に水着持参で来よっと。

インフォメーションはこちらからどうぞ:http://www.jardindacclimatation.fr/

Pont des Atrsの踊り子


 日曜日、教会のミサの帰りにお散歩をした時の事です。お天気がいいのでセーヌ沿いを歩こうということになって、大好きなPont des artsを通って、向こう岸に渡りました。

ここはアーティストがよくパフォーマンスをしている事で有名な橋。この日もアコーディオン、ギター弾き、絵を売ったり、なぜか日本人カップルが帽子を売って(?)いたり、とへんてこな橋。 でもここから見る風景がたまらなく好きで、この辺を通ると必ず寄る場所でもあります。

そして、ここに着いたとたんMarinaがアコーディオンに合わせていきなり踊りだしたのです。
眠っていたアーティスト魂が突然起きてしまったのか? 周りの人もカメラを向け、もちろん親の私はカメラ、ビデオを向け、撮り続けました。でもそんなのも知らん顔でかれこれ15分くらい踊り続けたでしょうか。 この子にこんな面があるなんて知らなかった。女優な性格のお姉ちゃんに負けず、もしかしたらMarinaもダンサーや、何かになるのかしら? 将来はお父さんとお母さんを養ってね。

P.S. Youtubeにこのシーンをアップしました。このブログの右側にあるYoutubeからクリック出来ます。

2009年4月13日月曜日

Paques

  Paques(イースター、復活祭)です。 フランスではクリスマスの次に大切なイベントです。街には卵、うさぎ、鶏のチョコレートであふれています。チョコレートはこのイベントにかかせないアイテムです。
この日は朝教会のミサに参加して、セーヌの岸辺をお散歩しました。幸い晴天で、光る水辺がとても美しかったのです。

そしてお昼寝をしたあと、さあ子供達が一番楽しみにしていたプレゼント探しです。

去年ドイツで一緒にお祝いしてくれた義母は先月ガンで亡くなってしまいました。オマー(ドイツ語で、おばあちゃん、の意味)との思い出を大切にしたいから、今年も同じようにうさぎさんがプレゼントを持ってきてくれる、という設定で公園に行きました。

プレゼントを見つけて大喜びの子供達。

天国からきっとオマーも笑って見てくれているね。
あなた達が道を失いそうになったらきっとオマーが助けてくれるから。 安心して進んでいってね。 人生でたくさんのプレゼントを見つけることができますように。

  中身はキティーちゃんのおもちゃ。母が日本から持参してくれました。


                                                  一生懸命探すNadiaとMarina

Paque用に飾った元梅の木(ひな祭りで使ったもの。復活しました。まさに復活祭?)

 先日偶然見つけた羽の卵。こんなのずっと欲しかった。白、茶、黒の3色でとてもシックです。
 朝食用に飾った動物達。イチゴのチョコレートを添えて。




Antoine & Manuel

 こちらももうすぐ終わってしまうのですがフランスを代表するグラフィックアーティストのAntoine & Manuelのエキシビジョンです。以前Coletteで見てからずっと気になっていたこの二人。遊び心の中にも強いこだわりと、センスがかなり光っています。個人的にものすごく好き。 観れて良かったー。

                  これ、家に欲しい。


               子供の落書きみたい。かわいい。


窓辺にはチュイルリー公園が一望出来るソファーコーナーが。ファブリックももちろんA&M。

Sonia Rykiel

 Les Arts Decoratifs(パリ装飾美術館)で開かれているSonia Rykielのエキシビジョンに遅ればせながらやっと行ってきました。 Soniaと言えばやはりニット。会場に入ると歴代のニットが数多く並んでいました。以前China Vogueのモデルをした時に用意されていたのがSoniaのニットで、その着こなしの多様性や、着心地の良さにすっかりやられて撮影のあとSt-Germainの本店に通ってしまいました。今まで感じでいたSoniaのクラシックなイメージが随分と自分の中で変わりました。

彼女のデザインするドレスがこれまたとーっても素敵。女性らしいフォームと、可憐なデザインが女心をくすぐります。こんなドレスで結婚式を迎えたかったよー

広告を担当していたDominique Issermannの写真もすっごくいいんです。実はこれが一番見たかった。時代を感じさせない永遠のイメージ。今の広告ではちょっと見れない雰囲気です。

4月19日までなので、まだの方はお急ぎを!

                Dominiqueの写真。



                 憧れのドレス達

      Martin MargielaがデザインしたSoniaへのオマージュ作品。ウケる。

    Sonia Ryliek Enfantを着こなすNadia. Marinaのゴッドマザーからの贈り物です。
     



cite des sciences & de l'industrie

 パリ19区にある科学館に行ってきました。ネット予約して並ばずに入ることができました。ここはパリの子供系建物の中でも第一人気を誇るもので、いつも休日はすごい人なのです。とにかく何でも自分たちで触って作っていく。光り、音、水、風、何でも何でもあります。2時間ごとにグループを入れ替えるシステムになっていて、2時間たっぷり遊べました。
パリに住む方も子連れでパリに遊びにくる方にも本当にお勧めします。大人も子供も楽しめます(最近、このフレーズ多いなあ、やはりみんなで楽しめないと、ね)
まずは建築のコーナー。工事現場のような設定になっていて子供達はヘルメットと黄色のベストを着て働き(?)ます。ここではやはり男の子が大活躍。

サーカスを空き缶で再現。手前には子供達が手動で廻して人形を動かせる仕組みになっています。
万華鏡。Nadiaがいっぱい。
ここはサウンドのコーナー。グラフィックがパリっぽい。
水で遊べるコーナー。やはりここが一番人気。みんな大興奮。