2013年12月16日月曜日

クリスマスの準備



 一番ワクワクする時期がやってきました。
クリスマスの準備はまずツリーを買いに行く事から始まります。

私達の住むサンタモニカにも所々にツリーの販売所が並んでいます。

可哀想だけど森で切られたもみの木が販売所に並び、そこはまるで街の森のような雰囲気になり、みんな車の上にツリーをロープで縛り、家まで運びます。


アヴェント用のキャンドルは主人がドイツに行った時に甥っ子が作ってくれたもの。これは12月に入ってから毎週日曜日に一本一本火を灯していきます。以前パリに住んでいた時に私が手作りしてリースの中に4本のキャンドルをセットし、その周りにも可愛い動物達を飾って楽しんでいたのですが、Parisの乾燥のせいか、3週目辺りになるとリースがかりかりに乾燥して、しかもろうそくの火がそのリースに転火して、燃え上がるという大変な事態になりました。それ以来、アヴェントキャンドルはシンプルに、が我が家の鉄則になりました。(ちなみにクリスマスツリーも主人のお母様から譲り受けたツリー専門のキャンドルスタンドを立てたところ、点火しかなり危険な状況だったので、それもそれ以来禁止。電気のライトで充分です)ロマンチックには危険が伴うんですね。


 今年のジンジャーブレッドハウスは近所の図書館で作ったものです。
これも毎年欠かせない子供達の大切なクリスマスの準備の一つ。


ツリーに飾るオーナメントは我が家の歴史でもあります。
Parisのボンマルシェから始まり、スペインの有名な教会で母が買ってくれたもの、親友がベルリンから送ってくれたもの、亡き義母から譲り受けたもの、などなど。一つ一つに思い出と愛情がたっぷり詰まっている家宝のようなものです。


クッキーの型も数年前からコレクションしています。この時期には必ずクッキを子供達と一緒に焼きます。いつもポワラーヌのようなさくさくのシンプルなサブレ風。この味が一番大好き。レシピはnanamina kitchenに載せています。



 
今年もあと少し。
たくさんの幸せな時間をありがとう。

2013年12月4日水曜日

Thanksgiving dinner


  今年もあっという間に年末です。親になってからの時間の流れの早さには毎年驚かされます。アメリカに来てから秋に突入した途端ハロウィン、サンクスギビング、クリスマスと3大イベントが立て続け。カボチャ、ターキー、もみの木と街や家のデコレーションも目まぐるしく変わっていきます。

今年のサンクスギビングはパリ時代から仲良しの家族と一緒に我が家でお祝いしました。
旦那さんは仕事でパリに行っていたので、今年は欠席。女6人、男1人(友達の旦那さん)、計7人、プラス犬一匹のディナーとなりました。


私の担当料理は芽キャベツ、ビーンズ、カボチャのスープでした。芽キャベツは塩とオリーブオイルでマリネして、ターキーの横でいっしょにオーブンで蒸し焼きにしました。そのあとバルサミコビネガーで軽く炒めてピスタチオを飾りました。ビーンズはあっさりと塩麹で炒めたもの。カボチャのスープは我が家の定番ジンジャー入。


スコーンは昔ケンタッキーフライドチキンで大好きだったビスケットと同じ味のさくっとしたもの。そして、Nadiaが学校で習ってきたアーモンドブレッド


今年のターキーは小さめだったのでオーブンで約4時間焼いて出来上がりました。


デザートにはアップルクランブルとおなじみパンプキンパイ。

朝11時から集合しておしゃべりしながらディナーの準備。一日中料理をして過ごす事なんてなかなかなかったのでとても楽しい一日となりました。

そしてみんなが食べ終わったと、残りのターキーの骨で私はブイヨンを圧力鍋で作り、翌日はターキーのスープとなりました。

でもターキーって元々そんなに美味しい食材だとも思えないし、個人的には生ガキとかの方が食べたいんだけど、それを提案したら速攻アメリカ人の友人に却下されました。
お正月はお雑煮で、クラムチャウダーがいいって言っても誰も賛成してくれないのと同じ事なのかなあ???
日本人の私としてはお雑煮大賛成だけど。

2013年12月2日月曜日

la cocotte



 la cocotte  はParisの11区にあるとても可愛い料理専門の本屋さんです。そこではオーナーの友人が焼くお菓子やコーヒーも飲めて、本を読みながらお茶も出来る料理本好きの私にはたまらない場所でした。

あまりに好きだったので、お気に入りのParisのアドレスを綴った『きれいをくれるパリの街』でも紹介したくらいです。

その当時からキッチンクロスはオリジナルで作っていて、好きでよく買っていたのですが、今回ParisのMaison et Objets と言う大きなインテリアの展示会に行った時たまたまここのオリジナル商品の大きな展開を見つけて、即時 nanamina.com で扱う事を決めました。

そこに通っていた当時からいつか親子でお揃いのエプロンを作って欲しいと何度かリクエストしていたのですが、今回それを目の前にしてとても嬉しくなりました。



大人用はla cocotteのメインキャラクターのニワトリで、子供用はひよこ。なんて可愛いんでしょう。

 このエプロンを親子で付けて、キッチンでいっしょにお料理する時間を想像するだけでワクワクしませんか?


2013年12月1日日曜日

おもてなし取材 in GROW


今月28日発売の宝島社"GROW" のおもてなしの特集に出させて頂きました。

私自身料理が好きなので気軽に友人や子供の友達をディナーに招待しています。

いきなりのお客さんも多いし、自分の気が向いた時に友達に電話をしてディナーに誘う事もしばしばです。

大人だけのディナーならハーブやスパイスを使ったり想像力も好奇心も向上するのですが、子供といっしょのディナーとなるとあまり食べ慣れないものを作って食べてもらえなくても悲しいし、結構頭を悩まされます。

そう言えば、私が小さい頃もうちの母は子供用にはグラタンやチキン、大人用には魚系を作り分けていたのを思い出しました。冬は父はいつも鍋をつついていて、私と妹は洋食っぽいものを食べていた記憶があります。

 なるべく野菜をバランスよく摂取できて、なおかつ食欲を湧かせられるメニュー、
私の永遠のテーマとなりそうです。

大人になったら白子の美味しさとかも分かってくれるのかなあ?

まだまだ先は長そうです。




今回のテーブルコーディネイトの主役はベニスにあるアボットキニという通りの北欧系の雑貨屋さんで見つけた切り株のキャンドルスタンド。
そこに花市で買って来た”こけ”を合わせました。冬の森、がテーマです。


丁度遊びに来ていた妹の娘の菫も撮影に参加。ジンジャー入のパンプキンスープも野菜伊一杯のキッシュもたくさん食べてくれました。


楽しい食卓の思い出、たくさん作ってあげたいな。

2013年11月27日水曜日

Lili T clutch


 ロスのシルバーレイクにあるの大好きなお店、EnSoie のPartyに行った時の事です。
主人の知り合いがそこにいて、彼女の持っているクラッチバッグがとても素敵で”どこで買ったの?”と聞いたら、”デザイナーも一緒に来てるから紹介するよ”と言われました。
そこで出会ったのがLili TのデザイナーのLili.

元々アート評論家で、本も出版したり、バッグとは無関係の仕事についていたのですが、ある日自分のために作ったこのクラッチがアート関係者の目に留まり、そこからリクエストが来るようになり、Lili Tが生まれました。


基本的にはどもバッグも同じサイズ。薄い皮だったり、厚い皮もだったり。光沢があるもの、マットなものと、様々です。
一枚皮で作られていて、内側にマグネットが隠されてあり、そこでとめられるシステムになっています。

この究極のシンプルさと美しさがとても気に入って、今回nanamina での取り扱いを始める事になりました。

前回のロスのnanaminaのtrunk showで出したところ、即完売。
今回も又新しい色を増やして、12月、1、2、3とtrunk showをします。

Liliはベニスビーチに元々住んでいましたが、今はジョシュアツリーにアトリエを構えて住んでいます。彼女がベニスに帰ってくる度に足を運び、新しい色をお店のために選んでいます。彼女が気に入った皮が手に入った時のみに作られる貴重なバッグです。

日本ではサイトでの販売となります。
各一点ずつしか入荷していないので、お早めに!





2013年10月15日火曜日

Pumpkin アイデア


 アメリカでは毎年ハロウィンの季節になると恐ろしいゾンビと可愛いパンプキンが街を飾ります。我が家の通りも一軒家が多いので、それぞれ個性的な演出で時々その恐ろしさに驚かされたり、思わず笑顔になるような可愛いものまでたくさん見かけます。

私は今までカービングに挑戦したことはなかったのですが、今年はたまたま可愛いアイデアを本で見つけたので、それを元に、子供達が小さい頃から集めていたドイツのメーカーの小さな動物達を飾ってこんなカボチャのランプを作ってみました。


細かいカービングは苦手だけど、このようにただの四角ならたった5分で出来ました。

カボチャを森に見立てて、動物達と木とシルバーのボール、そして小さな電気を付けて出来上がり。



部屋の電気を消すとこんな風にテレビみたいに浮かび上がります。

恐ろしいデコレーションは家の中に持ち込みたくなかったので、この可愛い動物達の住む森、結構気に入っています。


2013年10月7日月曜日

LEE撮影


 数ヶ月前から集英社のLEEの副編集長の本田さんと打ち合わせをしながら、今回の撮影が実現しました。LEEは昔からずっと好きだった雑誌でいつか出たいと思っていました。モデル時代はハイファッション系のお仕事ばかりだったので、モデルとして、というよりはライフスタイル提案という形で参加したいと思っていたところ、プレスの仕事をしている友人を介して本田さんを紹介され、いきなり6ページという大きなお仕事を頂きました。

今回のテーマは『インテリア』

二日間の撮影のうち後半は我が家のインテリア、日頃作っているお料理、そして子供達も参加した
”日常”のシーンを中心に撮影が行われました。

前日はロスのお気に入りのお店を4軒案内しました。

ビスケットも参加して、この子が今回のページで一番登場率が高かったかもしれません。


発売は来年の1月の予定です。

日頃から愛着を持って使っている雑貨、キッチン用品、リネン類などなど紹介しました。編集の方には”物が少ない”と驚かれました。きっと何度も国レベルの引っ越しもして来たから本当に気に入った物しか持っていないんだと思います。引っ越しの度に使わないものは切り捨てて来たし、洋服だって物だって、本当に好きなものしか持っていません。
限られたスペースの中で心地よく生活するには『気に入った物だけを少量で』と言うスタイルを持ち続けないとあっという間に無駄な物にあふれた家になってしまうから。そんな空間では空気は吸えないし、いい思考も浮かばない。

安いものをたくさん抱えるよりも本当に好きなものなら高くても手に入れてそれを何年も大切に使い続ける方がいい。どうでもいいお皿やカップを毎日使うより、本当に好きで使う度に嬉しくなるものに囲まれる方がずっと幸せを感じます。日常の物だからこそこだわりたいし、使う頻度が高いからこそ、いいものを使いたい。割れてもいいものは最初から持たない。日常に使っているAstier de Vilatteのお皿だってかけてしまったものもあるけど、それはそれで風貌があって好き。


たった一度の人生だから人も、物も好きなものだけに囲まれて暮らしたいと思うのです。

そして好きな人達、物は大切にして暮らしていきたい

2013年9月20日金曜日

Paris Paris Paris Maison&Objet 編


 先週1週間パリに行ってきました。ロスはまだ真夏日だったのにパリに着いた瞬間寒くて雨。あーパリに着いたんだなあと実感しました。

今回の最大の目的はMaison & Objetと言うものすごーく大きいヨーロッパのインテリアの展示会です。広すぎて全てを見るのは不可能なのでピンポイントで見たいブランドに的を絞り、そうしつつも偶然知らないブランドのいい商品に出会えたり、と毎回嬉しいサプライズ付の展示会です。

まずは親友カップルの手がけるMaison de vacancesのブースに足を運び挨拶。
今回のコレクションのテーマは”ローリングストーンズ”ミックの若かりしカッコいい写真がギャラリーのごとく並んでいました。クラシックなEmmanuelleとRockなNicolasが手がけるコレクションはクラシックな品の良さの中に今風のテイストも入り、大好きなブランドです。nanaminaでは商品を扱ってはいませんが、ここでは毎回プライベート用にベッドリネンやカーテン等をオーダーします。そう,うちはMaison de vacanceのshowroomかと思われるくらいにここの商品であふれています。今回は新しくベッドリネンを一式オーダーしました。クッションを変えるだけでも新鮮な気分になるし、毎回コレクションを見るのがとても楽しみです。ちなみにEmmaのデザインするバッグも一押しです。シンプルでカッコいい。


nanaminaでは2014年の春から新しくライフスタイルグッズも加わります。
これまでは子供服のみでしたが、生活の中であったらいいなあ,可愛いなあと思う雑貨類も扱うことにしました。

前から気になっていたPapier Tigle.グラフィカルなデザインが気に入って、今回入荷してきました。一押しは上の写真の紙で出来た壁に張る整頓箱です。私もオフィスに是非欲しい一点です。子供部屋にもとてもいいと思います。


以前パリに住んでいた時から好きだった料理専門の本屋さん,La Cocotte がコレクションとしてキッチン用品をデザインしています。子供用、大人用のエプロン、キッチンクロスなど入荷します。


 Paris Play timeでいつも気になっていたNo74はイタリアのブランド。ニュアンスの明日色使いがとても好き。ベビー用のおむつ替えマットや、バスローブ、コットンタオルなどなど選びました。どれも綺麗な色で、色のバリエーションも多くて迷ってしまいます。出産祝いのプレゼントとしてもとても喜ばれると思います。


こんな小さな繊細なアクセサリーも。大人と子供兼用出来る素敵なデザインです。


今回滞在したのはサンジェルマンのrue cherche-midiと言う通り。昔よく通った通りです。

そこから歩いてすぐのところにこれまた毎週通っていたMarche Raspailが日曜日に立ちます。ここは全てオーガニックで、観光客もとても多いマルシェです。カリフォルニアのファーマーズマーケットとは少し雰囲気が違って、その場で買って食べられるお惣菜系もたくさん売っているので私も毎回雑誌等でここをお勧めしてきました。
このマルシェに足を踏み入れた途端その活気と香りでParisの15年生活がいきなり私の中に甦ってきました。パエリアは中でもオススメの一品です。12時くらいには既にいつも売り切れるくらい大人気。うちの日曜日のランチはよくこのパエリアで賄っていました。


Parisの花屋さんはやはりセンスがいい。思わず買わなくても足を止めてしまいます。


今回は友人のTinou のアトリエに泊らせてもらいました。彼女は世界中で活躍するイラストレーターです。今後nanaminaでも彼女のデザインする商品を扱って行く予定です。

サンジェルマンのど真ん中のアトリエは全てがParisっぽく,彼女のテイストであふれたとても心地のいい空間でした。



彼女へのお土産はnanamina los angles店で扱うEvangelioneの人形。こんなケースに入れたら立派なオブジェになりました。


そして最も愛すべしLe Bon Marche
こんなにセクシーで購買欲を促せるデパートって世界中他にありますか?
今回は滞在していた場所から徒歩5分のところにあったので毎日のごとく通っていました。


お天気はいまいちだったけど,やはり美しいParis。
こうして半年に一度一人で来るのが一番楽しい場所となりました。

今回も仕事の後にはたくさんの大好きな友達と会ってご飯しておしゃべりして笑って、

デザイナーやアーティストとのミーティングなど,とても刺激的な1週間でした。


最後の夜はこの絶景アパートメントの住む Maison de vacance のカップルEmma , Nicolas のお家でディナー。カリフォルニアでは食べられなくなったフォアグラを美味しいワインとともに堪能しました。

2013年9月3日火曜日

時間の使い方


 一週間の中で一番好きな時間はファーマーズマーケットに行く水曜日の午前中。

毎回足を運ぶごとに変る野菜や果物に季節の流れを感じ、そこで手に入れた素材でその週のだいたいのメニューを決めます。

今年の夏はズッキーニの花にもハマり、フルーツを入れたサラダや、料理雑誌の載っていた美味しそうなレシピを試してみたり。

野菜だけでなく、キッチンやリビングに飾る花もマーケットで購入します。
それらを全て家に持ち帰り、花瓶に活け、野菜やフルーツは冷蔵庫に小分けして入れて、水曜日の午前中は完了。



毎日子供を学校に送ってからお迎えまでの6時間が私の自由になる時間。
その中で掃除して、お料理して、仕事をして、友達とランチする暇もなくあっという間に過ぎて行きます。ほとんど日中はそんな感じで終ってしまうので,自分の好きなことをする時間はもっぱら夜。

大抵は家にいて家族とご飯を食べて子供達を寝かせて,というスケジュールですが、観たい展示会は週に一度深夜まで美術館が開いている日に足を運び、映画もほとんど今は9時以降の回に行きます。

この昼と夜の差が、結構刺激的で面白いのです。






昼間や週末は家族と一緒にいたいから、海に行ったり,ハイキングに行ったり。。。

最近は家族揃ってPartyにも出かけられるようにもなりました。成長したなあ。





子供を持ちながら仕事をしていると24時間があっという間。
その中でいかに自分の心地いい空間と時間をキープするか、これがいつも自分の中の課題です。



こんな綺麗な夕陽をみてたら疲れも飛んでしまいます。
ワイングラス方手に,今日もお疲れさま。

今夜はたくさん仕事したから明日は深夜の映画に行こうかな。。。