2009年11月29日日曜日

L'Avent

今日からクリスマスまでの期間をL'Avent(アヴェント)と言います。詳しく言えば、クリスマスの4つ前の日曜日からクリスマスまでがこのアヴェント期間になります。最初の日曜日にもみの木のリースをテーブルに置き、毎日曜日一本ずつ火を灯していくのです。昨日幸いにもマルシェでリースを見つけ、近所のリュクサンブール公園に松の実を拾いに子供達と行きました。そして少しずつコレクションしておいた動物達を並べて、リースの出来上がり。
 クリスマスは子供の頃から一番好きなイベントでした。寒い冬は好きではないけど、街にイルミネーションが光り、何となく街全体の雰囲気がそわそわして、みんながプレゼントを探しているこの時期が大好きです。
 これは毎年頂くアヴェントのカレンダー。1日から毎日1日ずつその日の窓を開き、全て開き終わるとクリスマス、と言う仕組みです。
 こちらは友人のNathalie L'eteのカレンダー。
 ボンマルシェで見つけたアヴェントの塗り絵。喧嘩しないように2冊購入(苦笑)

これから、ツリーを飾ったり、クッキーを焼いたり、もちろんプレゼント探しもしなければいけません。やる事いっぱいなるなーと思いつつも、どこかでわくわくして、このわくわくを子供達をと分かち合いたいなと思うのです。

2009年11月3日火曜日

バカンスの思い出

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。1週間もあると思っていたバカンスもあっという間に終わってしまいました。子供達もお庭のある家と何よりビーチで自由に走り回ったり、砂遊びをしたりとても楽しかったみたいです。大人もグルメに楽しんだし。本当に楽しい1週間でした。
 馬乗り。これは毎回お決まりです。
 生きたエビにびっくりする子供達。

 また家族、友達と来たいな。パリから車で約3時間。こんなにも素敵な場所にすぐ来れる事に感謝です。
 

Promenade Savignac

 フランスの有名イラストレイターSavignacはこの街と切り離せない存在です。彼はこの街のスター。ありとあらゆるお店の看板、街のポスターなどを手がけてきました。
 海岸沿いの散歩道はPromenade Savignacと名付けられ、彼の遺作を見ながらのお散歩を楽しめるようになっています。
 彼のユーモアと、愛嬌のある画風がなんともかわいい。
 そしてこの散歩道で目を釘付けにされてしまうのがやっぱり豪華な家の数々。パリのセーヌ沿いでもそうだけど、どうしてお金持ちって一等地に家を持ちながら留守が多いんだろう。この海岸沿いでもほとんどのお家が留守でした。きっと世界中に別荘があるんでしょうね。私ならここに移住してしまうだろうに。それは庶民の価値観なのでしょうか。
 なんだかハリウッドのセットみたい。この近くにエッフェル塔をデザインしたかのEiffel氏の別荘もありました。やっぱり庶民じゃないですね(苦笑)

Deauvilleで見つけた素敵なもの

 Deauvilleはパリのお金持ちがこぞって別荘を持つとーってもブルジョワな海の街です。知り合いのお金持ちもみーんなここにとりあえず別荘を持っています。まずはDeauvilleそしてSt-Tropezという風に。

私達のステイしているTrouvilleも海岸沿いには信じられないような素敵な家が建ち並んでいるけど、街全体の雰囲気はここに比べるとまだ庶民的。ここDeauvilleは人々の装いから、車から何から何まで全てブルジョワ風。ちょっと目につきすぎるくらいに(苦笑)

それは置いといて、この日はハロウィンでした。フランスではあまりハロウィン文化がなく、お遊び程度にcafeやレストランに飾りが出るくらいで、一般家庭ではあまりお祝いしません。アメリカの習慣、という意識がとても強いみたいです。(アンチアメリカ???)

だけど、マルシェでは大きなカボチャをくりぬいて子供達がお化けカボチャを作っていました。私達の借りている家でもお庭にカボチャのランプが置かれていたり、とても可愛いものでした。夜、子供達を脅して「お化けに会いに行くぞー」なんて言って出たけど、あまり見かけませんでした。これがアメリカならお化けだらけなんだろうなあ、なんだか不思議。
 くりぬかれたカボチャ。結構力作。
 マルシェの近くの素敵な花屋さん。かなりパリっぽいセレクトでした。
 Duponというパリのラデュレ的存在のサロンドテ。週末はここで朝食とる家族でいっぱいです。可愛い女の子とおばあちゃんの二人組が隣に座っていました。そしてその後にはChanel風のおばあちゃんが。やっぱりここはDeauvilleなんだ。。。
 cafeのテラスからの風景。何時間でも座っていたい風景です。

グルメな毎日

 一緒に来た友人家族もかなりの食通、言い換えれば食いしん坊。そんな食いしん坊家族が集まるとやはり一番の興味は食べる事。毎晩「何を食べようか」と話し合い、とりあえず、食べたいもの、全て制覇しました。

一番はやっぱり「シーフード」。その日の朝に釣られた魚をそのままマルシェに運んで来て、新鮮さはパリのものとは比べ物になりません。値段も約半額。まずは殻付きホタテを5キロ買いました。ランチにカルパッチョにして、ディナーにはクリーム風味とお醤油風味の2種類を作りました。これにはフランス人家族も感動。
ヒラメや鰈はそのままムニエルに。

ある晩は閉店間際に駆け込み、牡蠣、ブロ(貝)、ウニなどをFruit de merの盛り合わせにしてもらいました。





 そして秋には必ず食べたいのがセープ茸。この辺の森で取れたというセープを1キロ買い込み、オムレツとパスタにしました。こんな贅沢なオムレツ、昔恋人と食べたホワイトトリュフ以来です。ああ、懐かしい。

私達がどれを買おうか検討していると隣で知らないマダムが「あーら、高いのね、私こないだこーんなに森で見つけて採って来たのよ。おほほ」ですって。憎らしい。「どこに生えているんですか?」と聞くと「フフフ、それは内緒よ」ますます憎らしい。。。
 ビーチ沿いにあるstreet foodのお店。ここはチュロスが大人気。フランス語ではchis chisだったかな? あまりに人気があるので先に券を買い、まとめておじさんが揚げてくれます。おかげでいつ買いに行っても揚げたてが食べられます。チュロスと言えば昔東京ディズニーランドに行く度に妹と買って食べていたけど、こっちの方が断然美味しい。
 ほーら、こんなに仲良く二人も食べていますよ。毎日チュロスをリクエストされました。今度家で作ってみようかなあ。

2009年11月1日日曜日

Normandie

 子供の秋休みに合わせて1週間ノルマンディーのTrouvilleという海の街に行ってきました。

幸いお天気に恵まれ、毎日この季節には珍しく晴天で、ビーチには日光浴のため水着姿のおじさん(こういう季節外れの日光浴は決まっておじさん!)もちらほら。

友人家族と同じ敷地内に家2軒を借りて、毎日のようにマルシェに行き食材を買い集め、夜な夜なグルメな毎日でした。
 窓から見渡せる海。時間によって空の色が変わっていくのが本当に綺麗。


映画「男と女」で有名なドービルの海岸は本当に広くて、光が美しい。夜になると海岸沿いの散歩道にオレンジの明かりが灯され、それはまるで映画の中にいるみたい。フォトグラファーのPeter Lindbergがここでよく撮影をしていたけれど、そのままで本当に絵になる海岸です。

毎日この風景を眺め続け、だけど飽きる事なく毎回新しい発見がある。自然の力って何よりも人を癒す力があるんだなあと実感した1週間でした。