2016年9月20日火曜日

Portland 2



Portland3日目は今回のメインイベント、ハイキング!
と言っても12歳の女の子と一緒なので、歩く距離も限られているのですが、森まで
街の中心地からMax line で Washington parkまで直通、しかも15分で行けるのです。

あっという間に着くとそこは動物園の入り口にもなっていました。



無料シャトルバスに乗ってとりあえずRose gardenとJapanese gardenまで。
Rose gardenはバラが満開でバラの香りが立ち込めていました。
500種類以上のバラが何千本と植わっていて気分はすっかりイングリッシュ。
花に群がる蜂も気にせず大輪のバラの中に顔を埋めていました。本当にいい香り。





Rose Gardenの対面には和風の庭園も。ここは有料なのですが、さすがに雨量の多い地区だけあって苔、シダ植物で覆われていました。でも春に京都に行ったばかりだったので、”ま、こんなものか”っていうのが正直な気持ち。



そして、庭園から住宅街を抜けると一気に森が広がっていました。
緑が深くてまさに”森林浴”。イオンたっぷりで何度も深呼吸したくなるほど。
LAの山と比べる方が間違っているとは思うけど、水をたっぷり吸った(LAの山はカラカラ)大木がいい感じの日陰を作ってくれて、何マイルでも歩いていたいほどでした。日本の山と似てるかな? 幼い頃、裏山によく登山に行きましたが、其の頃の香りが記憶とともに蘇ってきて懐かしい気持ちになりました。香りと記憶って直結しているのですね。


森付近の住宅街で。住宅街といえども緑でいっぱい



こんなに可愛い植物も道端で発見


そして、ハイキングを楽しんだ後は街に帰ってきてDTのCourier Cofee Roastersで美味しいコーヒーを一杯。お店で自家焙煎されたコーヒーは香りが深く、酸味、甘味、コク、苦味が絶妙のバランス。ここで売られていたカヌレもアメリカで食べたカヌレの中ではピカイチでした。思わずお代わりしたほど。どうしてポートランドってこんなにも食のレベルが高いの?



最終日はかねてからNadiaが希望していたホテルでのルームサービスの朝食をオーダー。
二人分オーダーしたらこんなにもてんこ盛りの朝食が届きました。食べきれない。こんな無駄は最初で最後ね、と言い聞かせてからオリンピックをテレビで見ながらベッドで食事。まあそれもホテルの凄みの一つというか。。。自宅ではこんなマナー違反絶対許されないですから。うちではテレビを見ながら(もともとテレビもありませんが)のTV Dinnerはもってのほか。だってせっかく愛情を込めて時間をかけて作ったものがテレビの画像に神経を奪われるなんて。絶対ありえない。愛情を受け取ったら愛情でお返しすべきです。


この街で絶対食べないだろうと思っていた日本のラーメン。でもラーメンさえも美味しかったんです。ここは午前中に立ち寄ったお店のスタッフにオススメされた地元のオシャレなFood Court.コーヒー、イタリアン、タコス、ラーメン、そしてアイスクリーム、全てが地元のブランドのもの。

疲れていた娘がラーメンを食べたいと言い出し、わざわざポートランドに来てまで食べなくても、と内心思ったのですが、食べてみると日本のラーメンを超える美味


私がオーダーしたのはビーガン冷麺。昆布で出汁をとったと思われるすっきりとした、でも旨みたっぷりの汁に、汁をたっぷり吸ったジューシーなお豆腐とキノコ、お野菜が。
これまで海外で食べたラーメンの中で一番好きでした。ラーメンを食べた後に罪悪感を感じない、体に優しいラーメン。Marukin Ramen





街中から少し離れた工場地帯にある話題のお店 Beam & Anchor

 あまりに話題になっているけど、実際行ってみると素敵なのは素敵なんだけど、結構LAでも目にするセレクト。日本の雑誌でもポートランド特集があると必ず出てくるお店です。でもきっとお店のセンスがいいのかな。全体的にまとまりのあるセレクト感でした。


真似したいアイデア発見。リビングルームに緑が欲しいので、大きな工業用ガラス瓶を見つけてきて、こんなグリーンを飾りたい。何も買わなくてもセンスを盗めるのはやはりいいお店だってことでしょうね。行ってよかった。


空港に行く前に立ち寄ったStumptown coffee

優しい店員さんがNadiaにジュースをサービスしてくれました。ほんのり酢の酸味が効いていて、暑い日にはぴったり。ありがとう。


あっという間の4日間の親子二人の旅は、優しい時間の中で楽しい思い出で溢れたものとなりました。また行きたいな、Portland.

2016年9月14日水曜日

Portland trip


長年行ってみたかったPortlandにこの夏Nadiaと二人で行ってきました。
LAからPortlandまでは飛行機でたったの2時間半。あっという間に着いた街はLAとは全く違う風景で深〜い緑に囲まれた美しい街でした。
今回宿泊したのはMarriott water frontというdowntownの少しはずれにあるホテル。
目の前が大きな河でとても景色のいい快適なホテルでした。


チェックインしてすぐランチに。
überでEast sideに移動して、人気のDivisionエリアにあるBroderというSwedish styleのcafeに行きました。人気店らしく平日なのにお店の外には並んで待っている人がいました。
ブランチ風にリコッタのブルーベリーパンケーキとサーモンとエビのオープンサンドをオーダー。パンケーキはしっとりとしていてアメリカンパンケーキとは全く違う食感。甘さ控えめでとても美味しかったです。私の中でのSwedish cafeのイメージはパリのSwedish カルチャーセンターにあった女性スタッフに囲まれたもので、出てくるものもサンドウィッチとかケーキが中心。でもここはPortlandらしくた力強い腕をしたがっちり系のお兄さんが暑いキッチンで調理をしていました。ソーセージなどのお肉系メニューも充実していて男性客も多くいました。


街を歩いていたらこんなタンポポ畑を発見。


Division streetにあるField Tripという雑貨のお店。以前行ったことのある友人に勧められて絶対行きたかったお店です。アメリカ全土で流行中のナチュラルな雑貨を主にセレクトしてありました。日本もそうだと思うけど最近は洋服屋さんよりライフスタイル中心のお店の方が注目されています。このお店では毎月ワークショップが開かれていてカゴを作ったり草木で染めものをしたり、それも全てセンスが良くてオーナーの女性もとても素敵な方でした。手に届く憧れ、毎日あるといいなと思える雑貨を提供してくれているお店です。


こんなセージと小さなバラの組み合わせも素敵。


 屋台の集まる広場では女性が経営するBeauty関連のお店も。Portland産のクリームやローションなど揃っていました。次女のMarinaへのお土産はここで購入。


こういうのお庭にあるとゲストハウスとしていいな。


日本人がデザイン、経営するKirikoではお店のオープニングパーティーが開かれていました
アメリカで人気のこのブランドは日本から生地を取り寄せてアメリカでデザインされている洋服や小物など日本人の私から見ても新鮮なデザインが豊富に揃っていて、初の路面店は天井が高くてギャラリーにようなスペースに仕上がっていました。Portlandを代表するKiriko ブランド。きっとこのお店も新たなLandmark となるのでしょう。



夜Nadiaとdinnerに選んだのはLittle Birdというフレンチビストロ。
雰囲気あるれる店内は夜の光とキャンドルでまるでヨーロッパにいるようでした。



前菜だけど十分な量だったこのラムのグリル。口の中でとろけておいしかったー
暑い日だったのでキリッと冷えた白ワインとの相性も抜群でした。


お会計の際に出てきた小さなマカロン。




ホテルに着くとこの夜景。

あえてホテルを川辺に予約してよかった。



楽しみにしていた土曜日のFarmer's market.
緑あふれる大学の中に設置され、買い物をする人、朝ごはんを目当てに来ている人で賑わっていました。
緑が茂る木に囲まれたマーケットは空気も最高で並んでいる野菜、フルーツも生き生きとしていました。


 ハンカチを敷いて、ビスケット(スコーン)とPortland産のコーヒーを芝生の上で

力強い色のビーツ


担々麺のお店まで出店


美味しそうなスウィーツの並ぶお店


ボリュームたっぷりのシカゴピザ


パテのお店


ベリーも甘くて美味しい

finger ling potato 
種類がたくさんあるのでこうして切って見せてくれているのです。




 午後フラッと立ち寄った香水屋さん Fumerie. ヨーロッパの厳選された香水が並んでいました。 アメリカのデパートでは買えないレアなフランスのブランドのものもあったり、私の好きな調香師Olivia Giacobettiのものも。好きな香りのタイプ(例えばグリーン系、フローラル系、スモーキー系など)を伝えるとオーナーが数本選んでくれてその中で一番好きだったのもやはりOliviaのものでした。これまで好きでつけてきた香水はどれも偶然彼女の調香したものだったのです。それぞれブランドも生産地も違うのにすべてOliviaのもの。パリの6区に彼女のお店が出来たらしいので次回のパリ旅行の際には是非行きたい場所です。

二日目の夜に行ったイタリアンLuce
友人宅にいるような”ご近所Cafe"の気軽さと美味しさでした。
こういうのが近所にあるとすごく嬉しいのに。。。



娘は手打ちタジリアッテ、私はマスのファルシをオーダーしました。
シンプルだけど、美味しさがギュっと詰まってる、そんなdinnerでした。
前菜にオーダーしたフェンネルとレモンのサラダも素材の味が生かされていて大満足。
ここに向かう途中タクシーの運転手に行き先を伝えると、”僕もよく通う大好きなお店だと”と。ローカルに愛されているお店です。

続きは第2話で。