2008年10月23日木曜日

ポルトガル ポルト2日目





 二日目はとりあえず,有名な教会や塔に上って観光ツアーをしようということになり、スニーカーに履き替えて街を散策しました。この街はどこに行っても石畳。絶対ヒールなんてはけません。まずはこの街で一番高い教会のタワーに昇り,街を一望。240段くらいあるこの階段。しかもむちゃむちゃ狭くて,絶対におデブさんは昇れません。頑張ったかいあって遠くの海まで見渡せる絶景。そして,サンフランシスコ教会に移動。ここは今まで見た教会の中で一番ゴージャスな内装でした。金鉑の張られた彫刻が素晴らしく、バロック装飾に圧倒されて思わず家族全員そこに座り込んでしまいました。神様の力を借りないとこんな手仕事は人間には無理だと思わせられる程,素晴らしいものでした。

いい感じにおなかがすいてきたので,川沿いのレストランに行きました。何となく入ったお店だったけど,これが大当たり。魚のスープは濃くてうまみたっぷり。サラダも新鮮で昨夜の疲れた胃を癒してくれました。すっかりご機嫌になった私達は、川を渡って,ポルトワインの製造元に行きました。甘ーい香りの漂う大きな樽のある部屋を横切って、美味しそうなポルトワインをお土産に買いました。そしてまだ日も暮れていないのに、飲もう飲もうとテラスに出て、3種類の違うポルト酒をオーダー。絶景を前に飲むワインはやっぱり美味しい。もう時間なんて完全に忘れていました。旅にでて、観光地巡りに少し疲れていた私。現地ならではのお酒とおつまみを頂きながらこの風景に浸ってすごす時間は最も好きな時間です。結局そういう時間が一番思い出に残るし。大好きな家族と素晴らしい景色を堪能しながらのこの時間はこの旅で一番強く思い出に残っています。

そして夜はファドを聞きにファドバーへ。でも始まるのが遅いので,ちょいとその辺でまた一杯飲んでから行こう,と言うことになり,またまた川辺のレストランへお酒を飲みにいきました。何だか私達飲んでばかり。そしてほろ酔いになった頃,いい時間になったのでお勘定を済ませて立ち上がると,さっきまで私の横においていた妹のカーディガンが無くなっているのです。「えーさっきまであったのにー」とおろおろする私達を見てお店のスタッフも一緒に探してくれていたその瞬間。妹が「あー、姉ちゃん着てるじゃん」と私を指差すのです。そもそもそのカーディガン。私と色違いで買ったもので,素材も形も全く同じ。自分が既に自分のカーディガンを着ている事をすっかり忘れて,「さあ行こうか」と言われた時に無意識に彼女のガカーディガンを着てしまったのでした。これにはお店のスタフも笑いをこらえきれずにみんなで大爆笑。ちょっぴり恥ずかしかったけど,それより笑いの方が先に出てしまい、笑い転げながらお店を後にしました。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

楽しそうだね!
はなちゃんらしいエピソードも・・・。
私も家族旅行に行きたいなぁ。
何にもかえられない大切な時間だよね。