2009年7月8日水曜日

シュタイナー幼稚園


 子供達が春から通いだしたシュタイナーの幼稚園 Le jardin d'Eglantine.

なぜこの幼稚園にいきなり転校したかというと、お昼寝があるから。

パリの公立の幼稚園は広さとその生徒数の問題のせいか、4歳のクラスからはお昼寝一切なし。まだ小さな子供達は朝8:30から夕方の16:30まで学校にこもりっきり。パリの幼稚園は規模も小さいので、それは子供達にとって大きなストレスになります。ほとんどの夫婦が共働き。女性の方がキャリアもあり、高給取りなカップルもしばしば。子供がいるからと言って仕事を辞めるなんて事はあまりあり得ない現状です。パリは家賃も、物価も高いので、夫婦で働かないとまかなえない、と言うきつい現状も共働きの大きな理由です。

さて、この学校をたまたま見つけ、さっそく申し込みました。運良くMarinaの年少クラスとNadiaの年長クラスが同時に空きがあり、すんなり入学出来ることになりました。日本のシュタイナースクールでは入試まがいのものがあると聞きましたが、この学校にはそんなもの一切ありません。空きがあると誰でも入れるシステムです。きっと入試なんかがあると、この学校に通わせている親達はその時点で、拒否するでしょうね。そんなのどかなムードがこの学校にはあります。

この日は学校最後の日。土曜日にみんなでパリ郊外の公園にピクニックに行きました。
前回と同様、各自が分担して、得意なものを持っていきます。私はまたまたキャロットケーキを持参しました。最近、こればかり。
 生徒から先生へのサプライズプレゼント。みんなで先生を囲んで、感動の瞬間。
 一人一人が先生のために描いた絵を、本にしました。先生は絵を見ただけで、誰が描いたか当てていましたよ。
 こちらは年少組のMarina(右)とSusan(左). お洒落番長のSusanは毎日アクセサリーを欠かさず、つばの広い帽子も着用して、まるでバカンスにでるかのような格好で幼稚園に通っています。なぜかこの学校、お洒落好きな女の子が多くて、毎日fashion バトルとなっています。親はアイロンがけにたいへ大変。


 毎日暖かく子供達を見守っていただいて本当にありがとうございました。みんな先生達が大好きです。ゆっくり夏休みを楽しんで下さいね。そしてまた9月にちょっぴり成長した子供達を見つめてあげて下さい。

9 件のコメント:

TANIGUCHI Yui さんのコメント...

シュタイナー幼稚園、噂どおり、素晴らしそうですね。
えみこさんから聞いてから、私も子供ができたら是非この幼稚園に入れたいと思っています。
私も先生のひとりとして(未熟ですが..)興味があって、シュタイナーの子供の教育の本を読んだりしています。
いつか えみこさんに相談すると思いますが、その時はよろしくお願いします!

紫陽花 さんのコメント...

のどかな感じの幼稚園ですね。日本の幼稚園もいろいろあって、コンピューター導入とか、英語クラスがあったりする所もあるようですが、やっぱり幼稚園時代は、おもいきり遊ばせてあげたいなと思います。なるべく毎日自然に触れて思い切り遊んで、いっぱい寝てっていうのがいいなあって思います。子供達の絵を本にしてプレゼントなんて、素敵ですね。絵を見てどの子かすぐ分かるなんて、どんなにいい先生か伝わってきます。娘の通っている幼稚園では畑で野菜を育てていて、自分達で育てた夏野菜、きゅうりやなすびやトマトなど丸かじりして、とても美味しそうでした。何もつけないでもおいしかった!と娘が言ってました。自分で育てたから特別な味だったのかな。年少組さんのおしゃれバトルもかわいいですね。パリではこうやって小さい時からおしゃれの力が築かれるんですね(笑)

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
2歳になる娘の学校探しを検索していて、シュタイナー幼稚園について拝見させていただきました。

入園を検討しているのですが、日本のシュタイナー学校の口コミを見てみると すごく良いか、それとも良くないかのどちらかで(放置主義だとか宗教色が強いとか)悩んでいます。

もちろんパソコンの情報だけでは決めれないので実際にお子様を通わされている貴方にぜひご意見いただけたら、とメールしてみました。

いつでもいいのでお返事いただけると大変嬉しい限りでございます。

でわ、楽しいバカンスをお過ごしくださいませ。

テルバ

Emiko Hanawa さんのコメント...

こんにちは。シュタイナー教育についてですが、これは学校に寄っても違うと思いますし、実際に行きたいと思う幼稚園を訪れて、先生と話し、そこに通う子供達の表情なんかを光野が一番良い方法だと思います。私は「シュタイナー」というよりも、この学校の雰囲気と先生が好きで決めたのです。宗教っぽいとかそう言う感じは一切ありませんでした。他のフランスの公立と比べてのびのびとしていて、人間の基礎を作る、という面ではとても良かったと思います。文字や、数字を覚える代わりに「どうやって学ぶか、どうやって自分の個性を伸ばすか」という事の方がこの時期は大切だと思ったのです。子供達はいい先生と友達に恵まれてとても楽しそうでした。参考になれば良いのですが。。。

テルバ さんのコメント...

お返事ありがとうございました。
EMIKOさんのおっしゃるとおり、幼稚園に足を運んでみるて、園の様子や先生と直接話すのがのが一番良い方法ですよね!

以前通っていた託児所で娘が窮屈そうにしていたので他もいろいろあたってみていたころに偶然EMIKOさんのブログに出会いました。

お嬢様たちがのびのびとされていて楽しそうな雰囲気が伝わってきたのが印象的だったのです。
あまりこの幼稚園について情報が得られず、参考に日本のシュタイナー学校について調べたところ、いろんな意見が頭に入ってきて、逆によくわからなくなってしまいました。


園に直接問い合わせたところ、今のところ定員オーバーとのことなのですが、もし空きがでたらまず娘を連れて見学しに行きたいと思います。
とにかくEMIKOさんのご意見を読ませて頂いて、頭のもやもやがとれました。
ほんとうにご意見ありがとうございました!

Emiko Hanawa さんのコメント...

テルバさん
もしかしてテルバさんはパリのシュタイナーの幼稚園をお探しなのですか? てっきり日本にお住まいで日本のシュタイナー幼稚園をお探しなのだと思っていました。もしパリにお住まいならこのJardin d'eglantineはとてもおすすめです。先生も生徒もそして父兄もとてもいい人達ばかりでした。happyオーラーの漂う学校です。とても人気がるので、キャンセル街だと思いますが、うんが良ければ私の娘の様にすんなり入れる場合もあります。もしパリならここが絶対おすすめです。

テルバ さんのコメント...

すみません、いろんな情報を得て動揺しているときにEMIKOさんに質問のメールを書いていたので、はじめて送らせて頂いたメッセージで状況がうまく説明できていなくて、何とも不器用な内容になってしまいました。。。

パリのシュタイナー幼稚園についてお聞きしたかったので、実際にお嬢様を通わされていたEMIKOさんのご意見、お聞かせいただいて本当にありがたいです。

順番待ちなのでいつ入園できるかわかりませんが、とっても楽しみになってきました!

娘の学校探しからEMIKOさんのブログに出合ったのですが他の記事も読ませていただいてすごく自然体で素敵な方だなぁと思いました。

あと個人的に大好きなtaniguchi yuiさんやナタリーレテさんとお友達だったり、子供服のを展開されていたり、子供に対する優しい視線やbioの食べ物のことなどたくさんの事に興味が惹かれました。

私も一児の母で、そして絵本を製作しています。
もしよろしければHPの方、御覧頂けたら嬉しい限りです☆

これからもL.Aでの生活、楽しみに拝見させて頂きます!

Emiko Hanawa さんのコメント...

テルバさん。そうか、パリだったんですね。ではここの幼稚園に入れば間違い無しですよ。パリを離れる時に何が悲しいってこの学校から離れる事でした。最後の日は私が泣いてしまった(苦笑)この学校に通わせてあげることができて本当に幸せでした。LAでも学校探しに大変で結局下の娘はまだ幼稚園なので近所のフレンチリセに、上の子は公立に行ける年なので、公立に。でも二つの学校がとても近くなので助かります。アメリカとフランスでは教育システムが全く違っていて、ここは教育にとてもお金がかかります。二人が中学に入る頃はきっと二人とも私立に行かせないと行けないから、ふう、大変だ〜。私も頑張って仕事しないと。パリでの子育、とても楽しかったです。私は仕事でちょくちょくパリにも帰るのでいつかお会い出来たらうれしいです。サイトも拝見させていただきました。とても可愛くて心が温かくなるイラストですね。頑張って下さい。きっと夢は叶いますよ。

テルバ さんのコメント...

EMIKOさん、こんにちは。
シュタイナー幼稚園なのですが、定員オーバーで3番目に待っていて、9月からの新学期にはぎりぎり入園できないとの連絡をもらいました(泣)
問い合わせたのも最近だったし仕方ないのですがやっぱり残念です。
1年後になってしまいますが来年にはぜひぜひ入園させたいので今度は受付開始したらすぐに申し込もうと思います!