2012年12月13日木曜日

GLOBUS カタログ撮影




スイスの高級デパートGLOBUSの子供服の撮影がMalibu beachで行われました。今回の私の仕事はスタイリスト。といっても洋服は既にスイスで選ばれ、ロスに発送され、メインの仕事は小物集めと現場でのスタイリング。

今回のキーアイテムはテントだったので,先週集めた小物でビーチにこんなテントを建てました。上にかぶせた布はトルココットン。丁度いい大きさと色合いのものが見つかりました。

子供達もこのテントをすごく気に入ってくれて、撮影の合間にはテントに入って遊んだりしていました。



この男の子。2歳だからまだモデル意識も全くなく、スタッフとお母さんで機嫌取り。ずっと嫌がっていたけど,テントに座らせ,このウクレレを持たせると演奏を始め、歌まで披露してくれました。



実はこの撮影はNadiaも初参加。私は自分の子供をキッズモデルにしたいという希望が全くなく、できればそう言う事は小さいうちは避けてほしいくらいだけど、この撮影はフォログラファーも私の友人が担当していて,急遽クライアントの希望でNadiaが採用されました。
小さい頃から私と一緒に雑誌のインタビューなどで何度も撮られてきて,その都度嫌がっていたけど,今回はギャラも支払われるし、自分で買いたいものがあるらしく、かなりのプロ意識で堂々とモデルの仕事をこなしていました。私から見てもかなりいいモデルだったと思います。でもエージェンシーに入ったり,オーディションに行ったりとか言うのはまだ避けてほしいものです。子供の頃からルックスだけで判断されて、採用されたり,落とされたり,と言うのはあまりにもかわいそうだし、そう言う子供達を見てきて(日本でも外国でも)やっぱり子供のうちはやらせたくないな、と思います。
私は20代からずっとモデルをやってきて,その喜びも辛さも知っているから、もしモデルになるのなら、自分の中身がしっかりしてきてから、誰にどう判断されても強い自分がいて,その自分を支えてあげられるくらいでないと、見た目で判断されるこの職業はあまりにも酷だと思ってしまうのです。

これからアメリカでも子供服産業はどんどん広がる可能性を感じます。そしてお店だけでなく,こうしてスタイリストとしてもこれから仕事を広げていきたいと思っています。

がんばろっと!

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